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ガチャガチャしているところとpeachポイントの注意点が書いてある。

時はだいぶ前に遡る。

ガチャガチャ報告をインスタのストーリー投稿したところで反応した大学時代の同期N(優秀)と会話をしていた。

「Sさん、長崎にいるよ、連絡してみたら?」

Sさんは大学時代の副士さん。授業のサポートをしたり、研究室で事務などを行なっていた。大学の先輩でもある。そうなのか・・・と思い、連絡をしてみると

Sさん「小浜の方来るなら案内するよ!」

まじか。正直、私の大学時代はお世辞にも良い生徒とは言えなかった。めちゃくちゃSさんに迷惑かけた。授業はちゃんと出ないし、提出物はまともに出さないし、掃除は参加しない。しまいには半年留年をする始末。(Sさんから直接メールで絶望の留年通知を受けた。ちなみに乱心して大騒ぎなメールのやりとりが今もフォルダにある)ほんとに申し訳なさしかない。それに加えて、そこまで深い会話をした機会がないままだったから、そのような反応をいただけることにびっくりした。しかもとても気にかけてくれる。行き方や迎えのことをこまめに連絡をくれた。ありがてぇ〜

Sさんとの待ち合わせ場所である諫早駅まで特急で向かう。

グッドなデザイン設計で思わず。自由席に座ったけど
ガラスの仕切り、赤のテーブルいいね。
扉のデザイン、鉄板の黒塗装仕上げっぽいのと大きめのサインの組み合わせがおしゃれ。座席の雰囲気とも合ってる。

長崎駅から45分くらいで諫早に到着し、Sさんに車でピックアップしてもらう。卒業以来にお会いしたのでだいぶ久しかったがちっとも変わってなかった。

何をしているとか、長崎での暮らしのこととか、いろんな話をした。これが同郷の空気とでもいうのだろうか。既知の間柄ではあったけれど、よそよそしさやぎこちない空気なんか一切なかった。まるで前からこんな風に話していたような感覚。学生時代はまさかこんな風に話ができるなんてちっとも思わなかった。

石垣でできたじゃがいもの段々畑。長崎はじゃがいも生産の国内三位を誇る。一位鹿児島、二位北海道(らしい)全く環境の異なる南北の両端で育つのは不思議。

時刻はちょうどお昼時。長崎に来たからにはと思い、ちゃんぽんを要望。

地元に愛された感じがいいね。昔ながらの個人食堂というような、懐かしさを感じる内装だった。
確かにいろんな具材入っている。毎日これだけを食すことしか許されない制約を課されても問題なさそうだ。
揚げた小海老が美味しかった。

うめぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・・・食べながら学生時代のことを振り返る。あぁ、なんでもっといろんな人と話さなかったんだろう。他学科の人間とは関わる機会があまりなかったけれど、せめて同じ環境の中で過ごしてきた同学科の人間ともっと話しておけばな。自分でも自覚があるくらい交流を避けていた。

たくさん人脈を作っても、本当に大事な関係が作れるのは数人程度だから、その人たちと今でも関係が続いてるのならそれでいいんじゃない?なんてSさんは言ってくれた。一理ある。

「俺は、あの時よりも今の方が喋るようになったんだ。」

そう言うSさんのことを見ていると、こうも思えてきた。今だからこそ、Sさんとこんな話ができているんじゃないか。もしかしたら、あの時の私ではうまく話ができなかった気がする。やりたいことがあやふやな上にどう生きていきたいか全く分からなくて、自分のことで頭がいっぱいだったから。今もまだはっきりとはしてないけれど、社会の中に入って、自分と周りのことが少しずつ見えてきた。関わっていきたい形がなんとなく見えてきた今だからこそ、ようやく周りに少し目を向けることができているのかも。

実は、同期N(優秀)とも在学時は滅多に話をしなかった。

人には、機会とは別に、自分のスタンスのタイミングがあるのかもしれない。私とSさんはたまたまどちらも重なったからこうして喋っているのだろう。

まぁ・・・それにしてもだいぶ距離置いてたよね。自分。

ほんのり浮かび上がる後悔をレンゲで一掬い。ちゃんぽんと一緒に啜り上げたのだった。

車で横切った際に写真に撮れなかったが、駅看板と乗降場の跡が見えた。かつてここを蒸気機関車が走っていた場所ということだ。その蒸気機関車には、軍艦島(前回のブログ記事で紹介した場所)で採取した石炭が使われていたんだろうか。前時代の軌跡を線で追っているように感じた。
雲仙地獄谷に連れてきてもらった。
オワーーッ!!!前が見えねぇ!!

この後は、夕食の買い出しに一緒について行く。天気も良く暖かいから、小浜温泉の海沿いの桟橋でゆったり食事をする。夕小浜の海温泉を使用した釜がレンタルできるので、食材を蒸して食べるとのこと。かく長崎に来たからと、長崎で自家採種をして育った野菜を振る舞ってくれる。嬉しい。

タネトの外装。
シンプルで統一感があり、無駄のない店内レイアウト。今の季節の野菜たちが並んでいる。菜のものが多かった。

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